画像・映像コンテンツ演習 1
画像・映像コンテンツ演習 1 の課題は、 大量の三次元点群を地面/建物判定し、3D モデルを作成することだった。
作品名: トウキョウスムージー

入力データ
入力データは、航空機で取得した 3 次元点データである。 $X$, $Y$座標は 1m おきに整数で与えられる。$Z$座標は、$(X, Y)$ における高さを表す。
点数は 100 万頂点を超えるような大規模なデータが入力される。
データ例:
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アルゴリズム
欠損点補完(担当箇所)
データ取得に失敗した頂点の $Z$座標は -9999.99 になっているため、
欠損点を検知して補完する必要がある。
今回は、周囲の頂点の高さの平均値を使用して補完した。
地面判定(担当箇所)
綺麗な 3D モデルを作成するために、地面と建物を判定する。
隣り合う点の高さの差が閾値(2m)を超えたら判定するような走査を行うと、
走査線が出てしまった。
画像のノイズ除去に使用されるオープニングを使用することで、
細い走査線を減らすことができた。

データ削減
100 万点のままだと、3D モデルの表示が遅くなってしまうため頂点数を削減する。
(データ削減も課題のひとつ)
隣接する 4 点の高さの平均値をもとに代表点を決め、頂点数を 75%削減する。
点群の加工
建物判定した点群をそのまま繋ぐと、建物が台形のような形になってしまう。
建物の少し外側に頂点を追加し、壁面が垂直になるように加工する。

平滑化
建物の屋根や地面の凹凸を軽減するために平滑化を行う。
- 建物の屋根: 8 近傍の最大値で揃える
- 地面: 8 近傍の最小値で揃えた後、8 近傍の平均値で滑らかにする
3D モデルの作成
$(X, Y)$ の平面でドロネーの三角形分割を使用し、三角形メッシュを作成する。
その結果を用いて、3D モデルを作成する。
感想
最終発表では、卒業生審査員 優秀賞を受賞した。
参考資料 ①: トウキョウスムージー (2022 年度画像・映像コンテンツ成果物)
参考資料 ②: 「Middle Birds」優秀賞
チームではサブリーダーを務め、
チームの方針決定やチーム内の技術アドバイスなどを行った。
特に、平滑化の部分では実装のアドバイスやアイデアの共有を行い、
良い結果を得ることができた。
また、実装した"建物判定アルゴリズム"では、
画像処理技術を応用したアプローチを行い、綺麗な 3D モデルを作成することができた。
一見関係なさそうな知識が応用できて面白かった。
